Let it be
渡英するまでの今の期間は派遣で前職と同じ仕事をしているのですが、ベテランの同僚の働きをみて自分のスキル・知識の乏しさに失望しました。(ブランクもあるけどそれが理由にならないほどに…)さらに辛いのは経験がある分初めから一人前と見られ、その期待を下回ることで失望されてしまっているのことです。職場の上司に「帰国後はどうするつもりなの?もし同じ仕事に戻ることを考えているなら若くないから周りからのあたりは厳しいもののなるよ。」「英語を使ってお金をもらうつもりなら今の時代簡単なことじゃないよ」とアドバイスをいただきました。自分は素直な性格なので助言を真に受け、すぐに視野が狭まってしまい「イギリスで2年間を費やすよりも日本で今の仕事を突き詰めた方がいいんじゃないか…」と悩みました。(帰国すると日本人マインドにすぐ戻てしまうと実感、海外生活を経ても自分の本質までは変えられないんだなと学んだ。)しかしそんな悩みを周りに相談していく内に今やるべきなのは渡英することだと自分の中で答えが出ました。
なぜならいつでも日本に戻れるという恵まれた選択があるし、資格があるので仕事に困ることはない。(やりたいかは別として)いつかは助言されたような厳しい状況を乗り越えないといけないのであれば、UK生活を終えてからでも一緒だし、遅くはないではないかと思うようになったからです。
私は飽き性で物事を自分が納得するラインまで続けられず、中途半端に投げ出してしまったことが多いと思っています。逃げ癖がついているのです。今の仕事に関しても自分のことをプロフェッショナルだと自信をもって言うことができません。これまで中途半端に逃げてきたことを思い返すとよく自己嫌悪に陥っていました。そんな時「中途半端な人は中途半端な人なりの生き方があってそれが人生に厚みを持たせる。」という言葉に出会いました。私は「中途半端に終えたと思っていたことでも学びはたくさんあったし、今の自分を作り上げていたんだなぁ。」と自分で自分を肯定することができました。
親からも「イギリス行ってなにするの?目的はあるの?」と聞かれましたが、正直自分でも答えはわかりません。その質問をされた時も、「どうしよう、自分は何がしたいんだろう…」と考えました。その時には昔叔父から「経験は将来何かにつながるから。そのまま自分を信じて行動したほうがいいよ。」と言われたことを思い出しました。その時は何となく「そうだといいぁ」と聞き流していましたが、これまでの選択があったからたくさんの人や友達に出会ってきて、困難や問題を自分で乗り越え経験を蓄積してきました。最近できた自分のやりたいことがそれらのの経験から生まれたもので、その夢の実現のためには勉強や人脈が必要で、これからできることは何かを考えるようになりました。UK生活での目標を立てるなかで叔父の言葉が腑に落ちたのです。
これらの言葉に背中を押され渡英する決断はより強固になりました。ワーホリ制度には時間制限があり、人生は一度きりで時間は戻ってきません。チャンスは今しかないのです。将来のことはだれにもわかりませんし、不安を理由に行動しないのは絶対に後悔すると確信しているので、渡英する決断に迷うことがなくなりました。同じように興味があるけど一歩踏み出すことに躊躇している人がいたら自分を信じて行動してみてほしいです。

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